|企業情報|採用情報|個人情報保護方針|著作権・リンク|お問合せ|2017年7月7日(金)筑波都市整備が売却を予定していた、つくばエクスプレス(TX)つくば駅前の商業地について、つくば市は6日、大和ハウス工業(本社大阪市)が購入し、地上5階建ての商業・業務施設を建設すると発表した。筑波都市整備がプロポーザル方式で同社を選定し、6月30日に土地の購入契約を結んだ。同社つくば支社によると、詳細は決まっていないが、商業施設のほか、同支社の事務所などが入居する予定。着工、完成時期も未定としている。
売却したのは、つくば市吾妻2丁目の3街区(計約7700平方メートル)。同駅に近接し、商業施設キュートの北側に位置する。「北1駐車場」の東側半分を占め、大型商業施設が建設可能な商業地域内にある。建設が予定される平面駐車場は、既に先月16日から使用できなくなっている。
この商業地を巡って、市は5月11日、筑波都市整備の石原孝社長に対し、土地売却に際して、駅前のにぎわい創出や景観に配慮することなどを求める要望書を提出していた。
茨城新聞の取材に対し、筑波都市整備は土地売却について、「要望書の内容を加味して検討し、業者を選んだ」と説明。五十嵐立青市長は「要望が受け入れられ、安堵(あんど)するとともに、つくば駅前のにぎわい創出の起爆剤となるような施設が建設されることを期待している」と話した。
同駅周辺は、今年2月に西武筑波店が業績低迷などを理由に閉鎖し、後継テナントが決まっていない状況。跡地の空洞化が懸念されるとともに、中心市街地の集客対策が課題となっていた。 (高阿田総司)© 2014 THE IBARAKI SHIMBUN Co.,Ltd. All Rights Reserved.
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